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勉強習慣2026.10.10 ・ GoRoute+編集部

勉強に集中できない中学生へ:スマホとの付き合い方と集中のコツ

「机に向かっても、ついスマホを見てしまう」「気づいたら1時間たっていた」。勉強に集中できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。スマホは、つい手に取りたくなるように作られているものです。この記事では、がまんにたよらずに集中できる仕組みづくりを、スマホのルール・時間の区切り方・環境づくり・家庭でのルール決めに分けて紹介します。

集中できないのは「意志が弱いから」ではない

「スマホを見ないようにしよう」と思っていても、通知の音が鳴ったり、画面が光ったりすると、つい手がのびてしまいます。これは、だれにでも起こることです。スマホのアプリや動画は、次々と見たくなるように工夫して作られているからです。

しかも、勉強の途中で一度スマホを見ると、「ちょっとだけ」のつもりが10分、20分と長くなりがちです。スマホを置いて勉強に戻っても、さっき見たメッセージや動画のことが頭に残って、すぐには集中が戻りません。

だから大切なのは、がまんする力をきたえることではなく、がまんしなくてもすむ仕組みをつくることです。この記事で紹介するのは、次の4つの仕組みです。

仕組み内容
① 置き場所勉強中はスマホを目に入らない・手が届かない場所に置く
② 時間のルール使う時間を先に決めて、勉強の「ごほうび」にする
③ 時間の区切り方25分集中+5分休憩で、短い集中をくり返す
④ 環境と家庭のルール机のまわりを整え、家族で約束を決める

スマホの置き場所を決める

スマホとの付き合い方で、いちばん効果が大きいのが置き場所です。机の上に画面を下にして置いていても、「通知が来ているかも」と気になってしまうものです。おすすめの置き場所を、効果が大きい順に並べると次のようになります。

勉強中のスマホの置き場所を、別の部屋・カバンや引き出しの中・机の上で画面を下・机の上で画面を上の4段階で、集中しやすさの目安とともに比べた図
スマホは「遠く・見えない所」に置くほど集中しやすい(目安)
ワンポイントスマホのおやすみモードや集中モード、アプリの使用時間を制限する機能を使うと、勉強中の通知を止められます。「勉強を始めるときにスマホを充電場所に置き、集中モードをオンにする」までを勉強を始める合図にすると、習慣になりやすいです。

勉強にスマホを使うときは?

英語の音声を聞く、わからない言葉を調べる、学習アプリを使うなど、スマホは勉強の道具にもなります。ただし、勉強のつもりで開いたのに、気づいたら関係のない動画を見ていた、ということもよくあります。勉強に使うときは、「何に何分使うか」を決めてから手に取り、終わったらすぐ元の場所に戻すようにしましょう。

使う時間のルールを先に決める

「勉強が終わったら好きなだけ見ていい」にすると、勉強中も「早く見たい」という気持ちが続いてしまいます。反対に「一切使わない」は、長くは続きません。おすすめは、使う時間を先に決めておくことです。

テスト前の1週間は、ふだんより使う時間を少なめにするなど、時期によってルールを変えるのもよい方法です。テスト前の過ごし方は、定期テスト1週間前の勉強法の記事でもくわしく紹介しています。

25分集中+5分休憩で、集中力を保つ

集中力は、長い時間ずっと続くものではありません。そこでおすすめなのが、25分勉強したら5分休むというやり方です。「ポモドーロ・テクニック」とも呼ばれ、多くの人が仕事や勉強に取り入れています。

やり方

  1. やることを1つ決める:「英単語を20個」「数学のワーク1ページ」など、25分で終わりそうな量にします。
  2. タイマーを25分にセットして始める:この間は、そのこと1つだけに集中します。
  3. タイマーが鳴ったら5分休む:区切りが悪くても、いったん手を止めます。
  4. これを4回くり返したら、15〜30分の長めの休憩をとります。
25分の集中と5分の休憩を4回くり返し、そのあと長めの休憩をとる時間の流れを示した図
25分集中と5分休憩を4セットで、およそ2時間(GoRoute+のおすすめ例)

時間を区切ると、「あと10分だけがんばろう」と思えるので、だらだら机に向かうよりも集中しやすくなります。25分が長く感じる人は、15分+5分から始めて、なれてきたら少しずつのばしていきましょう。

休憩の5分の使い方

おすすめの休憩さけたい休憩
立ち上がってのびをする、水を飲む、窓の外を見る、トイレに行くスマホで動画やSNSを見る、ゲームをする、横になる

休憩中にスマホを見ると、5分で終わらずに勉強に戻れなくなることが多いです。休憩はスマホ以外ですごすのがコツです。

集中が切れてしまったときは

25分の途中で、「あのメッセージに返事をしなきゃ」「明日の持ち物は何だっけ」と、別のことが頭にうかぶことがあります。そんなときは、すぐにスマホを取りに行くのではなく、手元のメモ用紙に一言だけ書いておくのがおすすめです。書いておけば忘れないので安心でき、休憩の時間や勉強のあとにまとめて片づけられます。

また、どうしても集中できない日は、問題を解くのをやめて音読や書き取りなど、手や口を動かす勉強に切りかえてみましょう。ぼんやり問題をながめているより、体を動かすほうが頭が勉強モードに戻りやすくなります。それでもだめなら、むりに続けずに早めに寝て、次の日の朝に回すのも一つの方法です。

こんなときこうしてみよう
別のことが気になるメモに一言書いて、あとで片づける
ねむくなってきた立ち上がって5分休憩。水を飲む、顔をあらう
問題がむずかしくて手が止まる印をつけて飛ばし、解ける問題から進める
どうしてもやる気が出ない「5分だけ」とタイマーをかけて始めてみる

集中しやすい環境をつくる

スマホ以外にも、集中をさまたげるものは意外と多くあります。勉強を始める前に、机のまわりを整えておきましょう。

勉強を始める前に確かめたい、集中しやすい環境づくりのチェックリスト
勉強を始める前に、このチェックリストで机のまわりを確かめよう
ワンポイント「毎日同じ時間に、同じ場所で勉強を始める」と、そこに座るだけで勉強モードに切りかわりやすくなります。たとえば「夕食の前の30分は、リビングの机で宿題」のように、時間と場所をセットで決めるのがおすすめです。

平日の夜の時間の使い方(例)

スマホのルールと25分集中を組み合わせると、平日の夜はたとえば次のようになります。部活や塾の有無によって時間はちがうので、自分の生活に合わせて調整してください。

平日の夜19時から23時までの時間配分の例。夕食、勉強、スマホの時間、入浴、自由時間、寝る準備の割合を円グラフで示した図
スマホの時間は「勉強のあと」に決めておく(GoRoute+のおすすめ例)
時間やること
19:00〜19:30夕食
19:30〜21:00勉強(25分+5分休憩を3セット)。スマホは充電場所に
21:00〜21:30スマホの時間(タイマーで30分)
21:30〜22:00入浴
22:00〜22:30自由時間(スマホ以外)・明日の準備
22:30〜23:00寝る準備。スマホは見ない

ポイントは、スマホの時間を勉強の「あと」に置くことです。先にスマホを見ると、勉強を始めるまでに時間がかかりやすくなります。

保護者の方へ:家庭でのスマホのルールの決め方

スマホのルールは、保護者が一方的に決めるよりも、子どもと話し合って一緒に決めるほうが守られやすくなります。「なぜそのルールが必要なのか」を子ども自身が納得していることが大切です。

話し合って決めておきたいこと

決めたルールは紙に書いて、家族が見える所にはっておきましょう。保護者の方も、食事中は家族全員がスマホを置くなど、一緒に守れるルールを入れると、子どもも受け入れやすくなります。

ルールを守れた日には、「今日は時間どおりにできたね」と声をかけてあげてください。注意するよりも、できたことを認めるほうが、自分で時間を管理する力が育ちます。

まとめ

「何をどれだけやればいいか」が決まっていると、スマホに手がのびる前に勉強を始めやすくなります。その日にやる問題を自動で用意してくれる学習アプリを、勉強の入り口として使うのも一つの方法です。

よくある質問

Q. 勉強中、スマホはどこに置けばいいですか?

いちばんのおすすめは、勉強する部屋とは別の部屋に置くことです。むずかしい場合は、カバンの中や引き出しなど、目に入らず手がすぐに届かない場所に、通知を切ってしまっておきましょう。机の上に画面を下にして置くだけでは、気になりやすいままです。

Q. 25分勉強して5分休むやり方は、本当に効果がありますか?

時間を区切ると「あと少しでおわる」と思えるので、集中を保ちやすくなります。ただし25分は目安なので、集中が続きにくい人は15分から始めてもかまいません。休憩中にスマホで動画を見はじめると戻りにくくなるので、休憩はスマホ以外ですごすのがおすすめです。

Q. 家でスマホのルールを決めるとき、どうすればうまくいきますか?

保護者が一方的に決めるより、子どもと話し合って一緒に決めるほうが守られやすくなります。使う時間・場所・夜にスマホを置く場所などを紙に書いて見える所にはり、守れなかったときの約束や、見直す時期も決めておきましょう。

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