定期テスト1週間前の過ごし方
テストまであと1週間。「何から手をつければいいの?」「部活がない日は何をすればいい?」と迷っている中学生に向けて、7日前から前日までの1日ごとの過ごし方と、平日・休日の時間の使い方、スマホや睡眠との付き合い方を紹介します。
テスト1週間前は「仕上げ」の時期
多くの中学校では、テストの1週間ほど前から部活動が休みになります。放課後の時間が一気に増えるので、ここをどう使うかで点数が大きく変わります。
この1週間でやるべきことは、新しいことを覚えることよりも、これまでに習ったことを「テストで点が取れる形」に仕上げることです。具体的には、次の3つにしぼりましょう。
- 学校のワーク・プリントの解き直し:テストに出やすいのは、授業で使った教材です。
- 暗記ものの確認:漢字、英単語、理科・社会の用語などを毎日少しずつ。
- 苦手な単元の穴うめ:「ここは何度やってもまちがえる」という問題をなくします。
反対に、この時期に新しい問題集を買って最初から解き始めるのはおすすめしません。終わらないまま本番をむかえ、学校のワークの復習が足りなくなってしまうことが多いからです。
7日前〜前日までの1日ごとの過ごし方
1週間を「確認する→解き直す→しぼりこむ」の順で進めると、むだなく仕上げられます。1日ごとのやることの例は次のとおりです。
| 日にち | やること |
|---|---|
| 7日前 | テスト範囲表を見て、教科ごとに「終わっていること」と「残っていること」を書き出す。1週間の予定を立てる |
| 6日前 | ワークの1周目が終わっていない教科を進める。まちがえた問題に印をつける |
| 5日前 | 印のついた問題を解き直す(数学・英語など積み上げの教科から) |
| 4日前 | 印のついた問題の解き直し(理科・社会・国語)。暗記ものを毎日の習慣に |
| 3日前 | 授業のプリント・ノートを見直す。先生が「ここは大事」と言ったところを確認 |
| 2日前 | 2回まちがえた問題だけをもう一度。時間を計って問題を解いてみる |
| 前日 | 新しいことはしない。まだ不安な問題と暗記の最終確認。いつもどおりの時間に寝る |
ポイントは、日がたつほど「やる問題の数」をしぼっていくことです。最初は範囲全体を見わたし、最後は「自分がまちがえやすい問題」だけを集中して確認します。こうすると、前日にあわてて範囲全部を見直すことがなくなります。
7日前の「書き出し」のやり方
最初の日にやる書き出しは、次のようにするとかんたんです。紙を1枚用意して、教科ごとに3つのことを書きます。
- テスト範囲:教科書のページ、ワークのページ、プリントの番号など
- 終わっていること:ワークの1周目が終わったページ、覚えた単語の範囲など
- 残っていること:まだ解いていないページ、自信のない単元など
「残っていること」の量を見くらべると、どの教科に時間をかけるべきかが分かります。残りが多い教科は、6日前と5日前の予定に多めに入れておきましょう。書き出した紙は机の前にはっておき、終わったものから線を引いて消していくと、進み具合がひと目で分かります。
テストが複数日に分かれている場合は、1日目にある教科を少し早めに仕上げておくと安心です。2日目以降の教科は、テスト期間中の夜にも最終確認ができます。
平日と休日、時間の使い方のちがい
平日:学校から帰ってからの時間を3つに分ける
平日は使える時間が限られます。帰宅後の時間を、たとえば次のように分けてみましょう。
- 夕食前:数学や英語など、頭をしっかり使う教科のワークを解き直す
- 夕食後:理科・社会・国語など、ほかの教科の解き直しやプリントの見直し
- 寝る前:漢字・英単語・用語などの暗記を短時間で確認する
平日に大切なのは、長い時間をとることより毎日決まった時間に机に向かうことです。「帰ったらまず30分」と決めておくだけでも、勉強を始めるまでのダラダラが減ります。
休日:午前中を大事にする
テスト前の休日は、まとまった時間がとれるチャンスです。ただし、1日中ずっと机に向かうのは集中が続きません。
- 午前中:いちばん苦手な教科や、時間のかかる教科にあてる
- 午後:ほかの教科の解き直し。1時間ごとに10分ほど休けいを入れる
- 夜:その日にまちがえた問題をもう一度確認し、翌日の予定を立てる
休日に起きる時間がおそくなると、生活のリズムがくずれ、テスト当日の朝に頭が働きにくくなります。休日も平日と同じくらいの時間に起きるようにしましょう。
スマホとの上手な付き合い方
テスト前に多い悩みが「スマホをついさわってしまう」ことです。通知が来るたびに手が止まると、集中力が切れてしまい、勉強の効率が下がります。意志の力だけでがまんするより、さわれない仕組みをつくるほうがうまくいきます。
- 勉強中は別の部屋に置く:目に入る場所にあるだけで気になってしまうものです。
- 通知をオフにする:おやすみモードや集中モードなど、スマホの機能を使うのもよい方法です。
- 使う時間を先に決める:「夕食後に15分だけ」「勉強が1つ終わったら10分」など、ごほうびとして使う時間を決めておきます。
- 寝る前は使わない:画面を見ていると寝つきが悪くなりやすいと言われています。
スマホは、調べものや英語の音声を聞くなど、勉強に役立つ使い方もできます。ただし、勉強のつもりで動画を見始めて、気づいたら関係ない動画を見ていた…という人も多いので、勉強に使うときは「何に使うか」を決めてから手に取りましょう。
睡眠をけずらないことも、テスト対策のひとつ
テストが近づくと、夜おそくまで勉強したくなるかもしれません。でも、睡眠時間をけずるのは逆効果になりがちです。眠っている間に、その日に覚えたことが整理されると言われています。また、寝不足だと集中力が落ち、テスト中の読みまちがいや計算ミスもふえやすくなります。
中学生くらいの年代は、8〜10時間ほどの睡眠がすすめられています。テスト前でも、できるだけ次のことを守りましょう。
- 寝る時間と起きる時間を、ふだんと大きく変えない
- 寝る前の30分〜1時間は、スマホやゲームの画面を見ない
- 寝る前は、暗記ものを軽く見直す程度にして、むずかしい問題は解かない
「夜に長く勉強する」より、「早く寝て、朝に少し見直す」ほうが、当日にすっきりした頭でテストを受けられます。
テスト前日と当日の朝にやること
前日は、この1週間でまちがえた問題をもう一度確認する日です。新しい問題にちょうせんして「解けなかった」と不安になるより、「これだけはできる」という自信をつけることを大切にしましょう。
- 持ち物(筆記用具、消しゴム、定規、コンパス、時計など)を前日の夜にそろえておく
- テストの時間割を確認し、当日の朝に見直す教科のノートやプリントを用意しておく
- 当日の朝は、暗記ものの重要なところや、自分がよくするミスをさっと見直す
- 朝ごはんを食べて、余裕をもって家を出る
当日の朝に見直すものは、前の晩のうちに1冊のノートや数枚のプリントにまとめておくと、朝の短い時間でもあわてずに確認できます。休み時間にも、次の教科のノートをさっと見直しておきましょう。テスト直前に友だちと「どこが出ると思う?」と話しこむより、自分のまとめを見るほうが落ち着いてテストにのぞめます。
テスト期間が2日以上ある場合は、1日目が終わったあとに「できなかった問題」を気にしすぎず、すぐに翌日の教科の最終確認に切りかえましょう。
保護者の方へ:1週間前にできるサポート
テスト前の子どもは、思っている以上に不安を感じていることがあります。家庭では、次のようなサポートが役立ちます。
- 一緒に1週間の予定を確認する:「勉強しなさい」と言うより、「どの教科から始める?」「今日はどこまでやる予定?」と予定を一緒に見るほうが、子どもは動きやすくなります。
- 生活のリズムを整える:夕食や入浴の時間をできるだけ一定にすると、勉強の時間も決めやすくなります。
- スマホのルールは子どもと一緒に決める:一方的に取り上げるより、本人が納得したルールのほうが守られやすいものです。
- 結果より過程をほめる:予定どおりに進められたこと、毎日机に向かえたことを認めてあげると、次のテストへのやる気につながります。
まとめ
- テスト1週間前は「仕上げ」の時期。新しい問題集より、学校のワークとプリントの解き直しに集中する
- 7日前に予定を立て、日がたつほどやる問題をしぼっていく
- 平日は毎日決まった時間に、休日は午前中を大事に。スマホは「さわれない仕組み」で
- 睡眠をけずらず、前日はいつもどおりの時間に寝る
「1週間の予定を自分で立てるのがむずかしい」という人は、テストの日と目標点を入れるだけで、毎日やることを自動で決めてくれる学習アプリを使ってみるのもおすすめです。
よくある質問
Q. テスト1週間前からでも間に合いますか?
1週間あれば、やることをしぼれば十分に点数を上げられます。新しい問題集には手を出さず、学校のワークとプリントの「まちがえた問題」を解き直すことに時間を集中させましょう。
Q. テスト前はスマホを親に預けたほうがいいですか?
自分で時間を決めて守れるなら預けなくてもかまいません。ただ、勉強中についさわってしまう人は、勉強する時間だけ別の部屋に置く、家族に預けるなど「手の届かない場所」に置くのが効果的です。
Q. テスト前日は徹夜したほうが覚えられますか?
おすすめしません。睡眠中に覚えたことが整理されると言われており、寝不足だと当日に集中力や計算の正確さが落ちやすくなります。前日はいつもどおりの時間に寝ましょう。
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