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英語2026.10.10 ・ GoRoute+編集部

中学生の英単語の覚え方

「何回書いても英単語が覚えられない」「読めるのに、テストでつづりをまちがえる」。英単語は、覚え方とくり返し方を少し変えるだけで、ぐっと覚えやすくなります。この記事では、中学生がテストで書ける英単語を確実にふやすための練習法を、1日の量やくり返しのタイミングといっしょに紹介します。

英単語が覚えられない人に多い原因

英単語が覚えられないのは、記憶力が悪いからではありません。多くの場合、覚え方とくり返し方に原因があります。まずは、自分が次のどれかに当てはまっていないか確かめてみましょう。

よくある原因どうなる?こう変えよう
ノートに何十回も書く手が疲れて、途中から何も考えずに書いている2〜3回書いたら、かくして書けるか試す
読み方を確かめない音がわからず、つづりがバラバラになる音声を聞いて、声に出してから書く
テスト前にまとめて覚えるテストが終わるとすぐに忘れる毎日少しずつ、間をあけてくり返す
英語→日本語だけ練習する意味はわかるのに、書けない日本語を見て英語を書く練習を入れる

とくに多いのが、「見て意味がわかる」と「書ける」はちがうのに、意味がわかった時点で覚えたつもりになってしまうことです。定期テストでは、日本語を見て英単語を書く問題や、英文の中に単語を書きこむ問題がよく出ます。書けてはじめて点になると考えて練習しましょう。

「見る・聞く・言う・書く」の4つで覚える

英単語は、目だけで覚えようとすると、なかなか頭に残りません。目・耳・口・手をぜんぶ使うと、記憶に残りやすくなります。おすすめの順番は次のとおりです。

英単語を覚える4つのステップ。見る、聞く、言う、書くの順で進め、最後にかくしてテストする流れを示した図
見る→聞く→言う→書くの順で、最後は必ず「かくしてテスト」

1. 見る:つづりと意味を確かめる

まずは単語のつづりと意味をよく見ます。このとき、「どこが読みにくいか」「どこをまちがえそうか」に注目しましょう。たとえば listen(聞く)の t は発音しません。こうした「あれ?」と思うところに、先に気づいておくことが大切です。

2. 聞く:正しい発音を耳に入れる

教科書についている音声や、デジタル教科書、辞書アプリなどで、正しい発音を聞きましょう。音を知らないまま覚えると、自分なりの読み方でおぼえてしまい、リスニングでも聞き取れません。

3. 言う:声に出して発音する

聞いた音をまねして、3回ほど声に出して言ってみます。声に出すと、口と耳の両方が使われるので、だまって読むより記憶に残ります。小さな声でもかまいません。

4. 書く:発音しながら書く

最後に、声に出しながら2〜3回書きます。音とつづりをいっしょに覚えると、「この音はこう書く」というつながりができて、つづりのまちがいが減ります。

そして、ここで終わりにしないのがポイントです。書いたらつづりをかくして、日本語だけを見て書けるかをテストしましょう。書けなかった単語には印をつけて、もう一度1〜4をくり返します。

ワンポイント単語だけでなく、教科書の本文の中でその単語が使われている文を一度読んでおくと、使い方まで覚えられます。文ごと音読すると、並べかえ問題や英作文にも強くなります。

1日に覚える量の目安

「今日は50個覚えるぞ!」とがんばっても、次の日にはほとんど忘れてしまう…という経験はありませんか。英単語は、1回に覚える数を少なくして、毎日くり返すほうが、結局たくさん身につきます。

GoRoute+がおすすめする1日の量の目安は、次のとおりです。

場面新しく覚える単語復習する単語時間の目安
ふだんの日5〜10個前の日までの単語10〜15分
テスト前範囲の新出単語を、数日に分けてまだ書けない単語を集中して15〜20分
休日なし、または5個ほど1週間分のまとめテスト20分
1週間の英単語の練習量の例を示した積み上げ棒グラフ。平日は新しい単語10個と復習、日曜日は1週間分のまとめテスト
新しい単語は1日10個まで。日がたつほど「復習」の割合がふえていきます(例)

グラフを見るとわかるように、毎日新しい単語を覚えていくと、復習する単語の数がだんだんふえていきます。これでいいのです。新しい単語をふやすことより、覚えた単語を忘れないようにすることのほうが大切だからです。

1日10分でも、毎日続ければ1週間で50個、1か月で200個ほどの単語にふれることができます。部活で疲れている日も、寝る前の5分だけ単語カードを見る、という習慣をつけておくと、0分の日をなくせます。

忘れないためのくり返しのタイミング

人は、一度覚えたことでも、時間がたつと自然に忘れていきます。これはだれにでも起こることです。大切なのは、忘れかけたころに、もう一度思い出すこと。思い出すたびに、次に忘れるまでの時間が長くなっていきます。

英単語なら、次のタイミングでくり返すのがおすすめです。

  1. 覚えた日の寝る前:その日の単語を、かくして書けるかさっと確認
  2. 次の日:何も見ずに書けるかテスト。書けなかった単語に印
  3. 3日後:印のついた単語を中心に、もう一度テスト
  4. 1週間後:まとめてテスト。まだ書けない単語は、また次の日にくり返す
月曜・火曜・水曜に覚えた単語を、それぞれ次の日、3日後、1週間後にくり返す予定を示したカレンダー
毎日「新しい単語」と「前に覚えた単語」の両方にふれるのがコツ(例)

カレンダーのように、毎日いくつかのグループの単語が重なって出てきます。むずかしく考えなくても、「今日の単語」+「昨日の単語」+「3日前の単語」を毎日見る、と覚えておけばだいじょうぶです。くり返しの考え方は「暗記が苦手を得意に変える方法」でもくわしく紹介しています。

ワンポイント単語カードを使うなら、書けた単語と書けなかった単語で束を分けましょう。書けなかった束だけを持ち歩いて、すき間時間に見直すと、苦手な単語に時間を集中できます。

つづりのミスを減らすコツ

「意味は合っているのに、つづりが1文字ちがって×になった」。英単語のテストでは、こうしたつづりのミスがとても多くあります。つづりのまちがいには、よくあるパターンがあります。

よくあるつづりのまちがいのパターンを、まちがった例と正しいつづりで比べた図
自分がどのパターンでまちがえやすいかを知っておこう

読まない文字に印をつける

listen の t、know の k、Wednesday の最初の d のように、発音しない文字はとても書き忘れやすい部分です。覚えるときに、その文字だけ色ペンで書いたり、丸で囲んだりしておきましょう。

「ローマ字読み」で覚える

発音とつづりが大きくちがう単語は、わざとローマ字のように読んで覚える方法もあります。たとえば Wednesday を「ウェドネスデイ」、February を「フェブルアリー」と、つづりどおりに読んで覚えると、書くときに文字がぬけにくくなります。ただし、正しい発音もいっしょに覚えておきましょう。

重なる文字・まぎらわしい部分に注目する

different の ff、tomorrow の rr、friend の ie のように、文字が重なるところや順番をまちがえやすいところは、「ここは2つ」「i が先」と声に出して確認すると覚えやすくなります。

まちがえた単語を「自分用リスト」にする

テストや小テストでまちがえた単語は、ノートの最後のページなどに集めておきましょう。まちがえた部分に線を引いておくと、次に同じミスをしにくくなります。テスト前には、このリストを重点的に見直します。

まずは教科書の単語を優先しよう

市販の単語帳はたくさんの単語がのっていて便利ですが、最初から単語帳にとりかかるのはおすすめしません。中学生がまず覚えるべきなのは、学校の英語の教科書に出てくる単語です。

教科書の巻末には、新出単語の一覧がのっていることが多いです。その単元の単語を、授業で習った日のうちに覚えるようにすると、テスト前にあわてずにすみます。

教科書の単語を覚える手順

  1. 授業の前:次に習うページの新出単語を見て、知らない単語に印をつけておく(5分)
  2. 授業の日の夜:印をつけた単語を、見る・聞く・言う・書くの4ステップで覚える
  3. 次の日〜3日後:日本語を見て英語を書くテスト。書けなかった単語は自分用リストへ
  4. 本文の音読:その単語が出てくる本文を声に出して読み、文の中での使い方を確かめる
  5. テスト前:単元ごとの単語を通してテストし、自分用リストの単語を集中して見直す

このように、授業の流れに合わせて単語を覚えていくと、テスト前に「範囲の単語がぜんぜん覚えられていない」ということがなくなります。授業中に先生が発音したり、本文で何度も出てきたりするので、自分だけで覚えるより、ずっと楽に身につきます。

教科書の単語がしっかり書けるようになったら、単語帳を使って、高校入試に向けて覚える単語を広げていきましょう。入試ではどんな単語が出るかは地域や学校によってちがうので、通っている学校や塾の先生に、おすすめの単語帳を聞いてみるのもよい方法です。

保護者の方へ:家庭でできるサポート

まとめ

「どの単語をいつ復習すればいいのか、自分で管理するのは大変」という人は、まちがえた問題を覚えていて、ちょうどよいタイミングで出し直してくれる学習アプリを使ってみるのもおすすめです。

よくある質問

Q. 英単語は1日に何個覚えればいいですか?

GoRoute+では、ふだんの日は新しい単語を5〜10個ほど、それに前の日までの単語の復習をプラスする進め方をおすすめしています。一度にたくさん覚えるより、少ない数を毎日くり返すほうが、結果的に多くの単語が身につきます。

Q. 英単語は書いて覚えるのと、声に出して覚えるのと、どちらがいいですか?

どちらか一つではなく、組み合わせるのが効果的です。声に出しながら書くと、音とつづりがいっしょに覚えられます。ただし、テストではつづりを書く問題が出るので、最後は何も見ずに書けるかを必ず確かめましょう。

Q. 単語帳と教科書の単語、どちらを先に覚えるべきですか?

まずは学校の教科書に出てくる単語を優先しましょう。定期テストは教科書から出題されますし、教科書の単語は授業や本文の中で何度も目にするので覚えやすいです。教科書の単語が書けるようになってから、単語帳で広げていくのがおすすめです。

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