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高校受験2026.10.09 ・ GoRoute+編集部

内申点を上げるためにできること

「内申点が大事って聞くけど、何をすれば上がるの?」「テストの点はいいのに、通知表の数字が思ったより低い」。内申点は、テストの点だけで決まるものではありません。この記事では、成績がどのようにつけられているのかと、内申点を上げるために毎日の学校生活でできることを紹介します。

内申点(調査書の評定)とは

内申点とは、中学校が作成する「調査書(内申書)」に書かれる、各教科の成績のことです。高校入試では、当日の学力検査の点数に加えて、この調査書の評定が合否の材料として使われます。

評定は、教科ごとに1〜5の5段階でつけられるのが一般的です。対象になるのは、国語・数学・英語・理科・社会の5教科と、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科を合わせた9教科です。

内容
何の成績?通知表の各教科の「評定」(1〜5)がもとになる
対象の教科5教科+音楽・美術・保健体育・技術家庭の9教科
どう使われる?学力検査の点数と合わせて合否の判断に使われる。推薦入試などでは特に重視されることが多い

つまり、内申点は入試当日だけでは取り返しにくい点数です。毎日の学校生活の中で、少しずつ積み上げていくことが大切です。

成績は「3つの観点」で決まる

中学校の成績は、テストの点数だけでつけられているわけではありません。どの教科も、次の3つの観点からそれぞれ評価され、それをもとに評定が決まります。

知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度の3つの観点が合わさって評定が決まることを示した図
3つの観点のどれか1つが低いと、評定が上がりにくくなる
観点どんな力?主に見られるところ
知識・技能習ったことを覚えて、正しく使えるか定期テストの基本問題、小テスト、実技
思考・判断・表現知識を使って考え、自分の言葉で表せるか定期テストの応用・記述問題、レポート、発表
主体的に学習に取り組む態度粘り強く取り組み、自分の学び方を工夫しているか提出物、授業中の取り組み、ふり返りシート

評価は、1回のテストだけで決まるのではなく、学期を通したテストや提出物、授業のようすなどをもとに、先生がそれぞれの観点について判断します。観点ごとにA・B・Cなどで評価され、それらを合わせて評定がつけられます。3つの観点のバランスが大切で、テストの点が良くても、ほかの観点が低いと評定が上がりにくくなります。

ワンポイント「主体的に学習に取り組む態度」は、ただ手を挙げた回数や、ノートがきれいかどうかだけで決まるものではありません。わからないところをそのままにせず、どう学べばよいかを考えて工夫しているかが見られています。

定期テストは内申点の大きな柱

3つの観点のうち、「知識・技能」と「思考・判断・表現」の多くは、定期テストで評価されます。定期テストは、内申点に最も大きく関わる材料のひとつです。

定期テストの勉強は、テスト範囲が発表されてからあわてて始めるより、2週間ほど前から計画的に進めるのがおすすめです。ワークを早めに1周し、まちがえた問題を何度か解き直す時間をとることで、基本問題の取りこぼしが減り、記述問題にも時間をかけられるようになります。

テストが返ってきたら、点数だけを見て終わりにせず、まちがえた問題を必ず解き直すようにしましょう。次のテストでの点数アップにつながります。

提出物・授業態度・小テストで差がつく

提出物

ワーク、プリント、レポート、作品などの提出物は、「主体的に学習に取り組む態度」を中心に評価される大切な材料です。テストの点数に自信がない人でも、提出物はがんばった分だけ評価につながりやすいところです。

  1. 期限を必ず守る:提出が遅れたり、出し忘れたりすると、評価が下がる原因になります。提出日は手帳やカレンダーに書いておきましょう。
  2. 最後までやりきる:空らんが多いままの提出は、取り組む姿勢が伝わりません。わからない問題も、考えたあとを残しましょう。
  3. 丸つけと直しをする:ワークは答えを写すのではなく、自分で解いて丸つけをし、まちがえたところを直してから出すのが基本です。
  4. ふり返りを自分の言葉で書く:授業や単元のふり返りシートは、「何がわかったか」「次にどうしたいか」を具体的に書くと、学び方を工夫していることが伝わります。

授業中の取り組み

授業中のようすも、評価の材料になります。といっても、特別なことをする必要はありません。次のような、当たり前のことを続けることが大切です。

先生に質問することは、はずかしいことではありません。わからないところを自分から確かめようとする姿勢は、学び方を工夫していることのあらわれです。質問した内容をノートに書きとめておけば、テスト前の見直しにも役立ちます。

小テスト

単語や漢字、計算などの小テストも、知識・技能の評価に使われることがあります。小テストは範囲がせまいので、前の日に少し準備するだけで点が取りやすいテストです。毎回の小テストを大切にすることが、定期テストの準備にもなります。

副教科(実技教科)も大事にしよう

音楽・美術・保健体育・技術家庭は「副教科」や「実技教科」とよばれますが、内申点では5教科と同じように1〜5の評定がつき、合計に入ります。都道府県によっては、実技4教科の評定を5教科より重く計算するところもあります。

実技教科は、「歌がうまい」「絵が上手」「運動が得意」といった才能だけで決まるわけではありません。次のことを意識すると、評価につながりやすくなります。

学年ごとに気をつけたいこと

高校入試で何年生の成績が使われるかは、住んでいる都道府県によって異なります。中3の成績だけを使うところもあれば、中1から中3までの成績を使うところもあります。必ず、住んでいる地域の入試の案内や、学校の先生に確認しておきましょう。

どの地域でも共通していえるのは、次のようなことです。

学年意識したいこと
中1提出物・授業の受け方など、よい習慣を早めに身につける。入試に使われない地域でも、ここでつまずくと中2・中3の内容がわからなくなりやすい
中2学習内容がむずかしくなり、成績に差がつきやすい時期。苦手な単元をそのままにしない
中3多くの地域で入試に使われる大切な学年。特に2学期(後期)までの成績が重要になることが多い

また、学期の途中で成績が思うように取れなかったとしても、あきらめる必要はありません。次の定期テストや提出物でがんばれば、次の学期の評定につながります。通知表を受け取ったら、どの教科のどの観点が低かったのかを確かめ、次の学期に何をがんばるかを決めておきましょう。

内申点は、急に大きく上げるのがむずかしい点数です。中1のうちから、毎日の積み重ねを大切にすることが、結果的にいちばんの近道になります。

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まとめ

「定期テストに向けて何をどれだけやればいいかわからない」という人は、テストの日と目標点から毎日の勉強を自動で組み立ててくれる学習アプリを使って、内申点につながる勉強の習慣をつくるのもひとつの方法です。

よくある質問

Q. テストで高い点を取れば、内申点は上がりますか?

定期テストの点数は大きな材料ですが、それだけで決まるわけではありません。提出物や授業中の取り組み、小テストなども評価に入るため、テストの点が良くても、提出物が出ていないと評定が下がることがあります。

Q. 副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)も内申点に入りますか?

入ります。内申点は、5教科だけでなく、音楽・美術・保健体育・技術家庭を合わせた9教科の評定で計算されるのが一般的です。地域によっては副教科の評定を重く計算するところもあるので、手を抜かないことが大切です。

Q. どの学年の成績が高校入試に使われますか?

都道府県によって異なります。中3の成績だけを使うところもあれば、中1や中2の成績も使うところもあります。くわしくは、住んでいる都道府県の入試の案内や、学校の先生に確認しましょう。

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