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高校受験2026.10.09 ・ GoRoute+編集部

志望校合格から逆算する勉強計画の立て方

「毎日がんばっているのに、このままで合格できるのか不安」。そんな受験生に向けて、志望校合格というゴールから逆算して、月・週・1日の勉強計画に落とし込む方法を紹介します。計画がくずれたときの立て直し方や、記録をつけるコツもあわせて解説します。

「逆算して計画を立てる」とは?

勉強計画には、大きく分けて2つの立て方があります。

積み上げ型逆算型
考え方今日できることから始めて、少しずつ進めるゴール(入試の日・目標点)から、逆に今日やることを決める
よいところ始めやすい入試までに何をどれだけやればいいかが分かる
注意点入試までに範囲が終わらないことがある最初に計画を立てる手間がかかる

受験勉強では、「入試の日」というしめ切りが決まっているので、逆算型の計画が向いています。「入試までに何を終わらせればいいか」が分かると、今日の勉強が合格にどうつながっているかが見えるようになり、不安も小さくなります。

逆算の流れは、ゴール → 月 → 週 → 1日の順番です。大きな目標を、少しずつ小さく分けていきます。

志望校・目標点のゴールから、月・週・1日の計画へと小さく分けていく流れを示した図
大きなゴールを、月・週・1日へと小さく分けていく

ステップ1:ゴールを決める(志望校と目標点)

最初に決めるのは、計画のゴールです。ゴールがあいまいだと、何をどれだけやればいいかも決まりません。

  1. 志望校を決める:まだ1校にしぼれていなければ、候補の高校でもかまいません。
  2. 入試の日を確認する:受ける入試の日程と、試験の教科(面接や作文があるかどうかも)を調べます。
  3. 目標点を決める:学校の先生や模試の資料などを参考に、合格の目安になる点数を確認し、教科ごとの目標点に分けます。
  4. 今の自分の点数を知る:模試や定期テストの結果から、教科ごとの今の点数を書き出します。

目標点と今の点数の差を見ると、どの教科で何点上げればいいかが分かります。得意な教科をさらに伸ばすのか、苦手な教科を平均まで上げるのか、作戦も立てやすくなります。

たとえば、5教科で目標点まであと30点足りないとき、1つの教科だけで30点上げるのは大変です。「数学で10点、英語で10点、理科と社会で5点ずつ」のように教科ごとに分けると、それぞれで何をすればいいかが考えやすくなります。今の点数が低い教科ほど、基本問題を確実に解けるようにするだけで点数が上がりやすいものです。

ワンポイント公立高校の入試では、内申点も合否に関係することが多いです。どのくらいの割合で使われるかは地域や高校によって違うので、当日の目標点を決めるときは、学校の先生にも相談してみましょう。

ステップ2:月ごとの計画を立てる

ゴールが決まったら、入試の日から逆にさかのぼって、月ごとに「何を終わらせるか」を決めます。ここでは、細かい内容よりも大きな流れを決めることが大切です。

たとえば、中3の秋に計画を立てる場合の例は次のとおりです(入試の時期は地域や高校によって異なります)。

時期この時期のゴール
10月中1・中2の苦手な単元の復習を終わらせる。中3の授業の内容は定期テストでしっかり点を取る
11月入試によく出る単元の問題集を1周する。模試でまちがえた問題を解き直す
12月問題集の2周目(まちがえた問題だけ)。志望校の過去問に取りかかる
1月過去問を時間を計って解き、時間配分を練習する。苦手な分野を最終確認
入試直前新しいことは増やさず、これまでにまちがえた問題と暗記事項の総まとめ

月の計画では、入試の直前に余裕を残しておくことが大切です。最後の時期に新しい範囲が残っていると、総まとめの時間がとれなくなってしまいます。

ステップ3:週と1日の計画に落とし込む

週の計画:やる量を7で割らない

月のゴールを、週ごとのゴールに分けます。たとえば「11月中に問題集を1周する」なら、問題集のページ数を週の数で割って、1週間に進める量を決めます。

このとき、1週間の量を7日で割るのではなく、6日でこなせる量にして、1日は「調整日」にするのがおすすめです。体調をくずしたり、学校の行事で時間がとれなかったりする日は必ずあります。調整日があれば、遅れた分をそこで取り戻せます。

1日の計画:終わったかどうかが分かる形にする

1日の計画は、「数学を1時間」のように時間だけで決めるより、「数学の問題集を〇ページから〇ページまで」のように内容で決めると、終わったかどうかがはっきりします。1日の計画の例は次のとおりです。

時間帯やること(平日の例)
帰宅後数学:問題集の決めたページを解く(まちがえた問題に印)
夕食後英語:長文問題を1題。分からなかった単語をノートに書き出す
夕食後(2つ目)理科・社会:前の日にまちがえた問題の解き直し
寝る前英単語・漢字・用語の暗記を短時間で確認

学校の宿題や定期テストの勉強も、1日の計画の中にふくめて考えましょう。中3の成績は内申点にも関係することが多いので、受験勉強だけを優先して学校の勉強をおろそかにしないことが大切です。

計画がくずれたときの立て直し方

どんなにていねいに立てた計画でも、そのとおりに進むことはまずありません。大切なのは、くずれたときにすぐ立て直すことです。次の順番で見直してみましょう。

  1. 遅れを確認する:何がどれだけ残っているかを書き出します。「全部ダメだ」と思っても、書き出してみると意外と少ないこともあります。
  2. 調整日で取り戻す:少しの遅れなら、週の調整日で取り戻します。
  3. 量を減らす:遅れが続くなら、計画の量そのものが多すぎます。1週間に進める量を減らして、無理のない計画に直します。
  4. 優先順位をつけ直す:時間が足りないときは、入試によく出る単元や、点数が伸びやすい単元を優先します。

計画どおりに進まなかったことを責めるより、「今の自分にできる計画」に直すことを考えましょう。何日か勉強できなかった日があっても、翌日から計画に戻れれば問題ありません。

ワンポイント計画を立て直すのは、週の終わり(たとえば日曜日の夜)と決めておくと習慣にしやすくなります。1週間をふり返り、次の1週間の量を決める時間を10分だけとりましょう。

記録をつけると、計画がどんどんよくなる

計画を立てたら、実際にやったことを記録しておきましょう。記録をつけると、次のようないいことがあります。

記録のつけ方の例

たとえば、1日の終わりに次の3つだけを書いておきましょう。

  1. やったこと:「数学 問題集 p.20〜25」「英単語 50個」など
  2. かかった時間:だいたいでかまいません
  3. まちがえた問題:問題の番号や単元名をメモしておき、あとで解き直します

これを1週間続けると、週末のふり返りのときに「予定より多くできた教科」「時間がかかりすぎた教科」が分かります。その結果をもとに、次の週の量を決めればよいのです。こうして計画→実行→記録→見直しをくり返すうちに、自分に合った計画が立てられるようになっていきます。

記録は、むずかしく考える必要はありません。ノートやカレンダーに「やった内容」と「できた・できなかった」を書くだけでも十分です。模試や定期テストの点数も、教科ごとに記録しておくと、目標点にどれだけ近づいたかが分かります。

保護者の方へ:計画づくりのサポート

まとめ

「逆算して計画を立てるのはむずかしそう」と感じる人は、テストの日と目標点から毎日の学習ルートを自動で作ってくれる学習アプリを使ってみるのもおすすめです。

よくある質問

Q. 志望校がまだ決まっていなくても計画は立てられますか?

立てられます。まずは「行ってみたい高校の候補」や「5教科で何点くらい取りたいか」を仮のゴールにして計画を立て、志望校が決まったら目標を見直しましょう。計画は一度立てたら終わりではなく、何度も直していくものです。

Q. 1日の計画はどのくらい細かく立てればいいですか?

「数学のワーク〇ページから〇ページ」のように、終わったかどうかがはっきり分かる程度がおすすめです。時間を分単位で決めすぎると、少しずれただけでくずれてしまうので、1日の中に予備の時間を入れておきましょう。

Q. 計画どおりに進まない日が続いたらどうすればいいですか?

計画そのものが多すぎる可能性があります。1週間の終わりに、できた量とできなかった量を見くらべて、無理のない量に減らしましょう。週に1日、遅れを取り戻すための「調整日」をつくっておくのも効果的です。

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